理事長あいさつ
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
近年、映像の世界は急速に変化しており、グローバル化、テクノロジー進化、視聴者ニーズの多様化に対応するため、映像制作の現場では常に新たな挑戦が求められています。特に、インターネットやスマートフォンの普及、5G等のインフラ発展はコンテンツ消費を大きく変え、ストリーミングサービスや短尺動画、メタバースといった新プラットフォームの登場は、新たな可能性と戦略の必要性を示唆しています。
このような潮流を踏まえ、石川県映像事業協同組合(Ishikawa Visual Industry Guild)は、地域に根差した伝統を大切にしつつ、最新技術や斬新な表現を取り入れ、発展を目指します。具体的には、石川県の豊かな地域資源を活かした魅力的な映像コンテンツを国内外に発信し、地域経済に貢献します。また、組合員間の連携強化、最新技術・知識の共有、次世代人材の育成に注力します。
さらに、多様化するニーズに対応した新たなビジネスモデルの創出を支援し、県内外の関係機関との連携を強化、国際的な視野を涵養することで、組合員の事業領域拡大とグローバルな活躍を後押しします。
石川県映像事業協同組合は、これらの取り組みを通じて石川県の映像産業を発展させ、地域社会への貢献を目指し、組合員一同努力してまいります。今後ともご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
石川県映像事業協同組合 理事長 井野 耕一
石川県映像事業協同組合の事業内容
石川県映像事業協同組合では、地域に根ざした映像制作の発展と、人材の育成、そして映像文化の振興を目的に、さまざまな取り組みを行っています。
01
映像制作の共同受注
県内の映像制作事業者が連携し、テレビ番組・CM・プロモーションビデオ・記録映像など、さまざまな映像制作の共同受注を行っています。組合員のネットワークを活かし、企画から撮影・編集・納品まで、質の高い映像コンテンツを提供しています。

02
映像作品コンテストの開催
石川県内の映像人材の底上げとレベルアップ、そして次世代の映像クリエイターの発掘を目的に、毎年、映像作品コンテストを開催しています。主に組合員を対象としたコンテストですが、将来の映像業界を担う学生や、趣旨にご賛同いただける企業からのエントリーも受け付けており、映像制作に関わる多様な人材の育成を図っています。
優れた作品は審査のうえ表彰され、最優秀作品は「全国地域映像団体協議会(全映協)」が秋に主催する全国大会に、石川県代表として出品されます。毎年好成績を収めており、県内映像制作者の技術力と創造力を全国に発信する貴重な機会となっています。

03
映像制作の研修事業
(自治体・学校・企業向け)
自治体や学校、企業などを対象に、映像制作に関する実践的な研修やワークショップを実施しています。企画立案から撮影・編集まで、現場で役立つ技術や知識をわかりやすく指導し、映像を活用した情報発信力の向上をサポートしています。
また、ドローン撮影、VR・AR活用、AI編集など、日々進化する映像制作の最新技術をテーマにしたセミナーも随時開催しており、現場の第一線で活躍するプロフェッショナルによる講義を通じて、参加者のスキルアップを支援しています。

組織概要
- 組織名称
- 石川県映像事業協同組合
- 所在地
- 石川県金沢市松島2丁目191番地 Image Station COM
- 設立
- 平成17年6月30日(石川県知事認可 経770号)
- 組合員の資格
- 映像情報制作・配給業、音声情報制作業、映像・音声・文字情報制作
- 役員
- 理事長 井野 耕一 (株式会社金沢映像センター)
副理事長 次島 雅之 (株式会社北陸アイティエス)
副理事長 米澤 利彦 (石川テレビ企業株式会社)
専務理事 興津 俊昭 (株式会社オトムラ)
常務理事 小林 正明 (株式会社北陸メディアセンター)
理事 中島 正人 (株式会社ミュージッククラブ)
監事 西村 拓真 (株式会社北陸共立)
事務局長 小西 金宗 (株式会社金沢映像センター)